シットウェのロヒンギャ

R君とはシットウェのレストランで再会した。彼からシットウェのロヒンギャの現状を聞いた。街の中心部に数千人単位のロヒンギャが暮らしている。郊外にはさらに多くのロヒンギャがいる。

ロヒンギャのタウンは本当に、街のど真ん中にあった。僕とR君は早速、ロヒンギャのタウンに行った。ただR君は事前に言った。

「(ロヒンギャの地域には)入れないと思うよ。僕は何度かチャレンジしたけれど」

ロヒンギャの地区には柵があって、入れない

ロヒンギャの地域は街を縦横に貫く、幾本かの路地に面してあった。ただ入り口には交番が立っていて、長銃を持った警官が5人交代くらいで出入りを見張っていた。

長銃を持つ警官

ロヒンギャの地域でも、長銃を担いだ警官が巡回していた。シットウェでは武装した警官を乗せたトラックが走っているのをよく見た。今までの町のなかで、緊張感は随一だった。

ミャンマー語と英語で立ち入り禁止と書いてある

この町でもロヒンギャはある一帯から出ることが出来ない。ミャウーとは異なってロヒンギャの地域に部外者が入ることも出来ない。

「ロヒンギャの方々と話をしたいので、ゲートを開けてください」

そう言うと、当然のごとく「No」と跳ね返された。それでも粘る。

「入れてください」

粘り続けていると、面倒になったのか、若い警官が言った。

「パスポートとビザを持ってきたら、入れてあげる」

その日はすでに夜遅くなっていたので、翌日、出直すことにした。

翌日、パスポートとビザを携えて再び訪れた。昨日とは違う警官が立っていた。

ロヒンギャ地域の入り口に立つ交番。カメラを向けると怒られる

「持ってきたので入れてください」とパスポートとビザを見せた。

「いや、そんなことはわたしの権限で決められません」といった感じで一蹴された。予想はしていた反応だった。

「申請させてください。どこに行ったらエエのですか?」と尋ねると、「不可能です」と言われた。

とりあえず連邦事務所に行くことにした。白塗りの、間違いなくシットウェで1番、立派な建物がオフィスだった。

日本でいうと、県庁のような位置付けであろうか?

門を入ると、番兵が慌てて駆け寄ってきた。

「何をしているんだ」

「ロヒンギャの村に入る許可をもらいにきました」

「アポイントメントは?」

「ない」

半パンTシャツの外国人を入れてはくれなかった。

僕たちはロヒンギャ地域に入ることを諦めた。その代わり、町の繋ぎ目のような公道でロヒンギャから話を聞くことにした。

公道かロヒンギャの地域か? 微妙な所にあった茶店で話を聞いた。道の対岸では、警官が恐ろしい目で睨み付けていた。

30分くらい話をした。話をしたロヒンギャの男性も携帯を持っていて、Facebookのアカウントを教えてもらった。

最後は警官から「出ていけ」と注意されて帰ることにした。

作戦を練り直そう。

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